精選版 日本国語大辞典 「戯事・戯言」の意味・読み・例文・類語
たわ‐ごと たは‥【戯事・戯言】
〘名〙 (古くは「たわこと」)
② 正気を失った行為。たわけたこと。ばかげた行為。
※宇津保(970‐999頃)蔵開上「いといとまめなりと見るものを、なむどたはごとは多くしつる」
③ うわごと。
※観智院本三宝絵(984)上「飢ゑ疲れて物のおもほえす、既に太者事に云へるならむ、我が遷し心に知れる事にも有らじ」
たわぶれ‐ごと たはぶれ‥【戯事・戯言】
〘名〙 たわむれてすること。いたずら。たわぶれわざ。また、たわむれて言うことば。ふざけて言うことば。じょうだん。たわむれごと。
※書紀(720)武烈即位前(図書寮本訓)「大臣戯言(タハフレこと)に、陽進(いつは)りて曰く」
たわむれ‐ごと たはむれ‥【戯事・戯言】
〘名〙 =たわぶれごと(戯事)
※天草本伊曾保(1593)序「ミモナキ tauamuregotoniua(タワムレゴトニワ) ミミヲ カタムケ」
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