デジタル大辞泉
「庭燎」の意味・読み・例文・類語
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出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
庭燎
にわび
夜間、庭で焚(た)いて照明とする火。人々が初めて用いた灯火は焚き火であったが、古くはこれを庭燎と書いて「邇波比(にはび)」と読んでいた。記紀の神話が伝える「天岩戸(あめのいわと)」の挿話でも、天鈿女命(あめのうずめのみこと)の舞踊が、庭燎を焚いて行われている。のち宮廷・神社での御神楽(みかぐら)でも、かならず庭上に庭燎を焚いたので、この神楽の笛を庭燎の笛とよんだ。庭燎はその後も長く宮廷、社寺、武家、民間の儀式や軍陣などに際して行われた。
[宮本瑞夫]
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普及版 字通
「庭燎」の読み・字形・画数・意味
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庭燎
にわび
祭場で焚く篝火。「ていりょう」ともいう。特に宮中で神楽のときに焚く篝火をいう。神を招くとともに,照明の役をももつ。
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