大島[町]【おおしま】
長崎県西彼杵(にしそのぎ)郡,西彼杵半島北西岸の大島,寺島などからなる旧町。1935年の松島炭鉱大島鉱業所操業以後炭鉱町となったが,1970年閉山し人口が激減した。中心は北東岸の馬込。飲料水は海底送水による。2005年4月西彼杵郡西彼町,西海町,崎戸町,大瀬戸町と合併し市制,西海市となる。13.31km2。5927人(2003)。
大島[町]【おおしま】
東京都大島支庁,伊豆諸島の大島全域を占める町。江戸期幕府直轄地として韮山代官が支配,1878年東京府所管となった。中心集落は西岸の元町。ツバキの種子を原料とするツバキ油を多産し,乳牛も飼育しバターを産する。花卉(かき),蔬菜の栽培が盛ん。温暖な気候と三原山などの景観にすぐれ,富士箱根伊豆国立公園に属する。〈あんこ〉と呼ばれる女性の服装や髪形に特色がある。活火山の三原山噴火による災害にたびたび見舞われているほか,2013年には台風26号の影響で集中豪雨が発生,大規模な土石流により大きな被害を受けた。90.76km2。8461人(2010)。
→関連項目大島(東京)
大島[町]【おおしま】
山口県南東部,大島の西部を占める大島郡の旧町。中心の小松は柳井市に相対する港町。山地斜面でのミカン栽培,米作を行うほか,漁業も営む。2004年10月大島郡久賀町,東和町,橘町と合併し,周防大島町となる。47.28km2。7325人(2003)。
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