周防大島町(読み)すおうおおしま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「周防大島町」の意味・わかりやすい解説

周防大島〔町〕
すおうおおしま

山口県南東部,瀬戸内海に浮かぶ防予諸島大島を中心とした町。前島,笠佐島,情島,浮島などを含む。 2004年久賀町,大島町,東和町,町の4町が合体。山口県のミカンの主産地で,ミカン狩りの観光客が多く訪れる。水産業も盛んで,イワシ,タイ,ナマコなどを漁獲するほか,ノリ,カキ魚類養殖を行なう。かつてはハワイを中心に海外移民者が多く,大島地区には日本ハワイ移民資料館がある。医療施設であった久賀の石風呂と歴史民俗資料館に保存される諸職用具は国の重要有形民俗文化財。安下庄 (あげのしょう) のシナナシは国の天然記念物。島内最高の嘉納山 (685m) や文珠山 (662m) の付近一帯と前島,浮島などは瀬戸内海国立公園に属する。北部海岸沿いを国道 437号線が通じ,北西部の小松本土の柳井市が大島大橋で結ばれる。面積 138.09km2。人口 1万4798(2020)。

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日本歴史地名大系 「周防大島町」の解説

周防大島町
すおうおおしまちよう

2004年10月1日:大島郡久賀町大島町橘町東和町合併
【久賀町】山口県:大島郡
【大島町】山口県:大島郡
【橘町】山口県:大島郡
【東和町】山口県:大島郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報