飲料水(読み)いんりょうすい

精選版 日本国語大辞典 「飲料水」の意味・読み・例文・類語

いんりょう‐すい インレウ‥【飲料水】

〘名〙 人が飲むための水。
※朝野新聞‐明治一一年(1878)三月一三日「浅草田原町の榎本政廬といふ人が、今度飲料水汲入販売といふ事を願ひ出でたり」

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デジタル大辞泉 「飲料水」の意味・読み・例文・類語

いんりょう‐すい〔インレウ‐〕【飲料水】

飲むのに適した水。飲み水。
[類語]飲み水飲用水お冷や天然水名水ミネラルウオーター

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「飲料水」の意味・わかりやすい解説

飲料水
いんりょうすい

飲料に供する水のことで、日本では人口の90%以上が水道水を使用しているが、ほかは井戸水、河川水、天水などを用いている。また海水を淡水化した水やミネラルウォーターが用いられることもある。

[小島貞男]

歴史

人類は初め湧泉(ゆうせん)や河川・湖沼などのほとりに住んで、ここから生活に必要な水を得ていた。やがて井戸掘り技術が生まれて、地下水の利用が可能となると、水辺から離れて生活ができるようになり、大いに生活圏が広がった。しかし都市ができて大ぜいの人が集まると、地下水では量的にもまにあわなくなってくるし、水質的にも危険となる。そこで良質の湧水や河川水を遠方から導いて、水を確保する必要が生じる。有名な古代ローマの水道も、江戸の神田(かんだ)上水や玉川上水も、このような経過をたどってつくられたものである。しかし、このような水源もやがて汚濁が進行すると浄化処理が必要となり、ここに初めて近代式水道が誕生した。

[小島貞男]

必要量

人体の65%は水分で、その10%を失えば生理障害をおこし、20%の水を失えば渇死する。1日の必要量は2~2.5リットルといわれているが、そのうち1.5リットルぐらいは食物とともにとられるので、飲料水として必要な量は0.5~1.0リットルである。

[小島貞男]

飲料水の必要条件

飲料水は目で見てきれいで、飲んでおいしく、しかも衛生的に安全でなければならない。このうちもっともだいじな条件は衛生的に安全なことであるが、しかしいくら安全な水でも、濁っていたり、いやなにおいがしたりするのでは飲料水として落第である。

 前記の条件を科学的に規定したのが水質基準で、水道水に対しては厚生省(現厚生労働省)で定めた「水道法にもとづく水質基準」(平成4年厚生省令第69号)があり、100人以上の人に供給される施設にはこれが適用される。その他の飲料水には、「飲料水の判定標準」がある。両者はほぼ同じで、その大要を説明すると次のとおりである。

(1)糞便(ふんべん)汚染のしるしである大腸菌群が検出されないこと。

(2)シアン、水銀、有機リンなどの毒物を含まないこと。

(3)汚濁の指標である硝酸性および亜硝酸性窒素が合計1リットル当り10ミリグラム以下、過マンガン酸カリウム消費量が1リットル当り10ミリグラム以下、一般細菌数は1ミリリットル当り100以下であること。

(4)量が多いと衛生的に有害な鉛(0.1)、六価クロム(0.05)、ヒ素(0.05)、フッ素(0.8)、カドミウム(0.01)などが括弧(かっこ)内の量(1リットル当りミリグラム)以下であること。

(5)水利用上有害な成分、たとえば洗濯物や器物を汚す鉄、マンガン(ともに0.3)、臭気の原因となるフェノール類(0.005)、泡立ちをおこす陰イオン界面活性剤(0.5)、せっけんをむだに消費し味を悪くする硬度(300)などが括弧内の量(1リットル当りミリグラム)以下であること。

(6)いやな臭気や味がなく無色透明(濁度は2度、色度は5度以下)であること。

 飲料水がこれらの基準に適合しているかどうかは、水質検査を行わなければわからないが、水道水なら水道局(部)に、井戸水の場合は保健所や衛生研究所で調べてもらうことができる。

[小島貞男]

浄水方法

純良な地下水はそのままでも飲料水となるが、鉄やマンガンを含んだり、汚染された地下水、およびすべての地表水は、浄水処理が絶対必要である。

 浄水方法には、
(1)砂層の表面や内部に発生した微生物の働きを利用し、ゆっくり(1日当り5~6メートル)濾過(ろか)しながら浄化する緩速濾過法
(2)薬品の力で水中の懸濁物質や微生物の大部分を沈殿除去したのち、速い速度(1日当り120~150メートル)で砂濾過する急速濾過法
とがある。前者はいわば自然の浄化作用を応用した方法で、濁りやバクテリアはもちろんのこと、臭気やアンモニア、マンガン、ABS(合成洗剤の主成分)などもよく除去されて、おいしい水が得られる。後者の方法では、濁度、色度やバクテリアなどは除かれるが、その他の成分は薬品の種類や量を増さない限り除去できない。しかも水の味がひと味劣る。なお、水道水は塩素消毒することが義務づけられているので、いずれの場合も最後に塩素を加えて消毒する。水道水がカルキくさいといっていやがられるのは、この消毒薬のためである。

 家庭用の浄水装置としては昔から濾過槽が用いられているが、これは緩速濾過法の一種で、地下水中の鉄分や濁りを除去するのに適している。最近では災害時にプールや池沼の水を浄化して飲料水をつくることを目的とした携帯型の浄水器がつくられている。原理は、活性炭層で濾過したのち塩素で消毒するもので、いわば薬品浄化法である。

[小島貞男]

水の味

水の味は水質によって異なるばかりでなく、飲む人の生理的条件や、そのときの気象条件によっても異なる。水がおいしいための水質的条件としては、(1)適度のミネラルと炭酸ガスを含んでいること、(2)温度は10~15℃であること、(3)異臭味を与える物質、たとえば塩素、硫化水素フェノールなどを含まないこと、などである。

 すなわち、ミネラル(おもにカルシウム)が適量(1リットル当り100~200ミリグラム)あると温和円満な味を呈するが、多すぎると鈍重な味となり、さらに多くなると鹹味(かんみ)、渋味、苦味などを伴うようになる。反対に少なすぎると、こくのない、頼りない味となる。ことにミネラルをまったく含まない純水や蒸留水では、無味淡泊なだけでなく、生理的にも有害である。また炭酸ガスは口腔(こうこう)粘膜を刺激して爽快(そうかい)味、新鮮味を感じさせ、これが少ないと湯冷ましのような気の抜けた水となる。一方、水温も水の味を左右する。冷やして飲めばたいていの水はおいしく感じるが、冷やしすぎると味がなくなる。

 次に生理的条件としては、(1)のどが渇いたときはおいしく、起床時や満腹時には味が落ちる。(2)湿度の高いときにはまずく、乾燥しているときにはおいしい。(3)ひどく興奮しているときには味がわからなくなる。

 具体的にどんな水がおいしいかというと、第一は湧水や地下水で、地下水のなかでは浅井戸のほうが一般に味がよい。これらの水は適量のミネラルと炭酸ガスとを含み、水温も低いので美味の条件にかなっている。水道水も湧水や地下水を水源としたものや、清流の水を緩速濾過法によって浄化したものは味がよい。水道水をおいしく飲むには、冷蔵庫に入れて冷やすか、活性炭などで残留塩素を除くことである。

[小島貞男]

水の硬度

硬度とは、水中に溶けているカルシウム、マグネシウムのことで、国によって表し方が異なる。たとえば日本やアメリカでは炭酸カルシウムに換算し、その1リットル当りミリグラムで表すが、ドイツでは酸化カルシウムに換算し、その1リットル当り10ミリグラムを含む場合を1度としている。硬度の低い水を軟水、硬度の高い水を硬水とよぶが、その境界値はかならずしも一定でない。一般にドイツ硬度10度以下を軟水、20度以上を硬水とよぶことが多い。硬度成分は洗濯の際、せっけんを消費するばかりでなく、難溶性の金属せっけんを生成し、これが繊維に粘着するので生地を傷める。また硬度の高い水は料理に不向きであり、超高圧ボイラーや電子工業などに必要な超純水の製造にも大きな負担となる。

[小島貞男]

飲料水と健康

水は人にとって毎日欠かせないものだけに、健康にとっても関係が深い。第一は、水が病原性微生物の伝播(でんぱ)役を果たす場合で、赤痢、腸チフス、コレラ、赤痢アメーバなどの消化器系伝染病をはじめ、住血吸虫や肝炎ウイルスなどが水を介して感染する。第二は、飲料水中に有毒・有害物質が含まれている場合で、たとえば四エチル鉛で汚染された地下水を飲んで鉛中毒をおこした例、マンガンによる脳炎、硝酸性窒素による乳幼児のヘモグロビン血症、フッ素による斑状(はんじょう)歯などがあげられる。そして第三は、長期間飲用による水質の影響である。たとえば、硬水飲用地域の人は軟水飲用地域の人に比べて、脳卒中や心臓病が少ないという研究がある。

[小島貞男]

外国の飲料水

欧米の水は日本の水に比べて硬度が一般に高く、日本の水が1リットル当り40~80ミリグラムであるのに対して、200~300ミリグラムもある。したがって、硬くて鈍重な味がするばかりでなく、軟水に慣れた日本人旅行者はこれを飲むと下痢をおこすことが多い。欧米人は長い間悪水と疫病に悩まされた経験から、あまり生水を飲まず、紅茶やコーヒーとして水分をとる習慣があり(煮沸すると殺菌されるばかりでなく、硬度は約半減する)、飲料水としては瓶やペットボトルに入ったミネラルウォーター(エビアン水など)が市販されている。一方、東南アジア諸国の水は軟水であるが、消毒不完全で飲用に適さないものが少なくない。中国では、地下水は硬度が高く苦味や渋味があるので「苦水(クーショイ)」とよび、硬度の低い河川水を「甜水(ティエンショイ)」と称する。かつて甜水を飲料用に売り歩く風景がみられた。これらの国々でも、水はかならず煮沸して飲み、生水を飲まないのは、悪水や疫病に苦しめられて得た知恵であろう。

[小島貞男]

『洞沢勇著『飲料水』(1955・金原出版)』『小林純著『水の健康診断』(岩波新書)』『小島貞男他著『新水質の常識』(1981・日本水道新聞社)』『永沢信著『飲用水と食品用水』(1972・恒星社厚生閣)』

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改訂新版 世界大百科事典 「飲料水」の意味・わかりやすい解説

飲料水 (いんりょうすい)
drinking water

飲むのに適した水。飲料水に適合する条件は,病原性微生物をまったく含まず,長期に飲用しても健康に障害となる物質を含まないことであるが,さらに外観が清澄で異臭がなく美味であることも重要な要素である。水道水は一般にこの条件を満たすものであるが,このほか,河川水,井戸水,泉水,天水などの自然状態で得られるものも飲料水として利用され,また,とくに商業用として瓶詰にしたものもある。成人の1日当りの飲料水量は,平均2l程度であるが,この値は気温,湿度,労働環境によって変わる。また幼児では体重に比して飲料水量が成人より多くなる。

 細菌による水系伝染病としてチフス,パラチフス,コレラ,赤痢があり,原生動物のアメーバによるアメーバ赤痢もある。ほかにウイルス,寄生虫による伝染病も飲料水を介在して伝播(でんぱ)することがある。飲料水源が人の排泄物などで汚染されると伝染病の原因となることは,細菌学発達(19世紀末)以前に医学的知識として十分に理解されており,そのため古来より汚染を受けていない上質の飲料水源を選択することがきわめて重要であった。

日本では水道(上水道)については,〈水道法〉に基づく水質基準に関する省令によって適否が判定されるが,井戸水など一般の飲料水についても,これを準用した形で飲料水の判定基準が設けられている。飲料水の適否判定を行うに当たってもっとも重要なことは,水源の種類とその汚染の程度を含めた環境調査をすることであり,そのうえで種々の試験によって判定する。判定の基準としては,(1)物理的性状に関するもの(外観,浮遊物,濁度,色度,臭味,pH),(2)有害物質のうち,検出されてはならない物質(水銀,シアンイオン,有機リン)および規定された許容量以下でなければならない物質(フッ素,マンガン,6価クロム,亜鉛,銅,鉛,ヒ素,カドミウム),(3)水の有害性とは直接に結びつくことの少ない一般溶質成分(蒸発残留物,カルシウムおよびマグネシウム,鉄,塩素イオン,硝酸性窒素,亜硝酸性窒素,アンモニア性窒素など)についてはこえないことが望ましい基準と良質な飲料水として判定する基準,(4)細菌学的基準(一般細菌および大腸菌群)が設けられており,水道法の水質基準とは若干異なっているものもある。なお,井戸水などが飲料水として適しているか否かについては,所在地の保健所に依頼すれば原則として有料で水質試験を行ってもらえる。

飲料水源の違いで浄水方法が異なってくる。井戸水,泉水や河川の伏流水を利用する場合は,地層によってすでに自然のろ過を受けていることから,飲料水の基準に適合すれば,そのまま飲用できる。濁りが見られる場合には沈殿池や水槽,水がめを使用して沈殿分離し飲料水とするが,濁りが簡単な沈殿で除去できない場合は,硫酸アルミニウムのような凝集剤を利用する。濁度の除去は簡単な砂ろ過器を利用して行うことができるが,ろ過が必要な原水は,一般には直接の飲料水源として利用するのは不適であり,むしろ水道水源として種々の浄水過程を経たうえで利用するほうが望ましい。なお,フミン質が混入して茶褐色の色度が存在するときは,活性炭ろ過を行って色度除去をする。

水の味は,飲む人の生理的条件で大きく変わるので一概にはいえないが,一般に水の味には,水温,溶存ガス,ミネラル分,臭気が関係している。水温は10~15℃の範囲が適温とされ,冷た過ぎると舌の感覚を失うし,なまぬるい水は一般によい感じを与えない。溶存ガスについては,酸素は多いほど好ましく,炭酸ガスも過度なミネラル分を溶解させなければ,一般に多いほうがよいとされている。清浄な河川・湖沼水は溶存酸素を十分に含んでおり,一方,地下水では地層中の堆積有機物の微生物分解によって生じた炭酸ガスを含んでいる場合が多い。そして炭酸ガスの溶解は同時にカルシウム,マグネシウムを溶解させ,これらのミネラル分が飲料水の適度な味つけとなっている。美味な水はこれらミネラル分を適度に含んでいる。したがって硬水のほうがよいといえるが,溶質成分が多い場合には塩味を感ずるので,蒸発残留物が100~200mg/lの範囲が適度といえる。日本の河川・湖沼水を原水とする飲料水は,ほとんどが軟水であるが,地下水を水源とする富士市,熊本市などの水道では,硬水の良質美味の飲料水が得られている。北アメリカやヨーロッパの主要河川の平均総硬度は150~170mg/l(CaCO3換算値)であるのに対し,日本では約40mg/lである。これは,北アメリカやヨーロッパでは石灰岩地帯を地下水および河川が通過し,しかも接触時間が長い(河川が海に到達する日数は,長くて数十日に達する)などの原因が関係しているといわれている。ただし,硬度が高過ぎるとセッケンの泡立ちに障害が生じ,あまり高いと腎臓障害を起こすので,これらの地域では硬度を低下させる軟水処理が重要となっている。

 一般に地下水は良質な飲料水である場合が多いが,地下水でも硫化水素を含んだり,鉄,マンガンを溶解しているものは,腐卵臭や金臭い味を与える。このほか,水の臭味には工場廃水の水源汚染によるフェノール臭,未処理家庭汚水による洗剤臭などがあるが,近年大きな問題となっているものに,水源の富栄養化に伴うにおいがある。日本では琵琶湖,霞ヶ浦などで富栄養化による植物プランクトンの異常発生が起こり,これらが分泌する物質から青草臭,カビ臭,腐敗臭が生じている。さらに死滅プランクトンを分解する放線菌,細菌が分泌する物質でカビ臭,生魚臭,土臭が生ずる場合もある。なお,新しい水道管では鉄バクテリアの酸化作用で鉄腐臭が生ずる場合もあり,また,日本では浄水過程で殺菌に塩素や次亜塩素酸を使用しているので,注入量が多くなるとカルキ臭が生ずるのを避けられない。
浄水 →上水道
執筆者:

日本は欧米などに比して水に恵まれている。しかし,地域差があるのは当然で,清冽(せいれつ)な湧水や伏流水に富む京都は昔から水のよいことで知られたが,大坂や江戸,とくに海に近い低地帯では井戸水に金気や塩気を含むことも多かった。大坂ではそうした井戸水はもっぱら洗水とし,飲水は水売から清澄な川水を買って使う家が少なくなかった。また,いわゆる江戸っ子が〈水道の水で産湯を使った〉などと自慢したのは,良質の井戸水を知らなかったためともいえるだろう。水のよかったことが京都で茶の湯を盛んにした一因でもあり,西洞院三条の柳水(やなぎのみず),四条東洞院の松本井,六条堀川の醒井(さめがい),北野の利休井などは名水の名をうたわれた。ことに有名だったのは宇治橋三の間でくむ宇治川の水で,豊臣秀吉はこの水を運ばせて使ったといわれる。近代になって上水道の普及,さらには大都市における地下水くみ上量の増大,河川,湖沼等の汚染などによって漸次個性的な良質飲料水は失われ,近年に至って洋酒愛好者の増大に伴い,瓶詰のミネラル・ウォーターの消費が目だつようになっている。なお,鹿児島県の屋久島が飲料水の輸出を企てて話題になった。
ミネラル・ウォーター
執筆者:

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百科事典マイペディア 「飲料水」の意味・わかりやすい解説

飲料水【いんりょうすい】

水道水のほか,湧泉,流水,天水,井戸水などが用いられるが,病原生物,有毒物質を含まず,無色無臭で澄んでいることが必要。適度の硬度をもつものが美味とされる。水道水の水質基準水道法で規制され,一般に塩素で消毒される。井戸水などについても水質検査を行い,場合によっては濾過(ろか)したり,さらし粉で消毒することが望ましい。ヨーロッパなど水質の悪い地方では,びん詰の水(フランスのエビアン水など)も販売されている。国際的な飲料水の水質問題については,世界保健機関(WHO)が詳細な飲料水水質ガイドラインを公表し,各国の水質基準の基礎とするよう勧告している。2011年3月に起こった福島第一原発の大事故による放射性物資の大量放出で,世界的に高い評価を得ていた日本の水道水に放射能汚染が生じるという事態が生まれ,世界に衝撃を与えた。→ミネラル・ウォーター

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栄養・生化学辞典 「飲料水」の解説

飲料水

 飲料にする水.

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世界大百科事典(旧版)内の飲料水の言及

【上水道】より

…都市や集落へ飲料水を供給する施設の総体をいう。日本では江戸時代初期に生活用水の供給を主目的とする水利施設が初めて設けられたときに,それまでの農業用水施設と区別して上水,または水道ということばが用いられた。…

※「飲料水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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