共和町(読み)きようわちよう

日本歴史地名大系 「共和町」の解説

共和町
きようわちよう

面積:三〇四・九六平方キロ

昭和四六年(一九七一)四月、共和村が町制を施行して成立。後志支庁管内の中央部から北西部にかけての一帯で、北西部は日本海に臨む。北は古宇ふるうとまり村・古平ふるびら古平町、北東は余市よいち仁木にき町、東から南にかけては虻田あぶた倶知安くつちやん町、南は磯谷いそや蘭越らんこし町、西は岩内いわない町に接する。北部に八内はちない(九四三・六メートル)、東部にぎん(六四〇・五メートル)南部に東からワイスホルン(一〇四五・八メートル)チセヌプリ(一一三四・五メートル)、シャクナゲ岳(一〇七四メートル)前目国内まえめくんない(九八〇・八メートル)などがそびえる。これらを水源とするヤエニシベ川・シマツケナイ川・辰五郎たつごろう川・なかの川・宿内そこない川・発足はつたり川などを集めて堀株ほりかつぷ川が南東から北西に向かって流れ、岩内平野を形成する。堀株川の沖積地帯に農耕地が半扇形に広がる。またチセヌプリから北に流れ出た溶岩台地上には神仙しんせん沼・おお沼・なが沼などの湖沼がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「共和町」の意味・わかりやすい解説

共和〔町〕
きょうわ

北海道西部,日本海にのぞむ町。 1955年小沢 (こざわ) ,発足 (はったり) ,前田の3村が合体して共和村となり,71年町制。明治初年から開拓が始り,主産業は農業で,道西部の穀倉といわれ,米,野菜,豆類などを産する。スイカメロンが特産物。肉牛乳牛養豚養鶏などの畜産も普及。国富に建材工場,小沢に温泉がある。南部の丘陵地帯一帯はニセコ積丹小樽海岸国定公園に属する。 JR函館本線,国道 276号線などが通る。面積 304.92km2。人口 5772(2020)。

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