神仙沼(読み)しんせんぬま

日本歴史地名大系 「神仙沼」の解説

神仙沼
しんせんぬま

ニセコアンヌプリ火山群のチセヌプリ北側溶岩台地上にある湿原沼。標高七六五メートルの地で、面積〇・〇一平方キロ、周囲〇・五キロ(「湖沼調査報告書」一九九三年)。昭和四七年(一九七二)ニセコ神仙沼自然休養林に指定される。当沼の発見は昭和三年とされる。ボーイスカウトの先達下田豊松が少年団の修練キャンプ地を探しに倶知安営林署長・同森林事務所長らと大谷地おおやち湿原から入って当沼を発見し、神か仙人の住む所という印象から神仙沼と命名したという。同四年大谷地からなが沼下まで林道を付け、一〇月には倶知安くつちやん町の名士一四人が探勝に訪れ、これが新聞で報道されて世に知られるようになった(倶知安町百年史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「神仙沼」の解説

神仙沼

北海道岩内郡共和町南部にある沼。ニセコ山系の標高740メートル付近に位置する湿原の中心をなす淡水湖で、面積は約0.01平方キロメートル。

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