南東(読み)なんとう

精選版 日本国語大辞典 「南東」の意味・読み・例文・類語

なん‐とう【南東】

〘名〙 南と東。また、南と東との間にあたる方角。みなみひがし。東南
地方凡例録(1794)二「南東に高岸を受候場所」 〔詩経小雅

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デジタル大辞泉 「南東」の意味・読み・例文・類語

なん‐とう【南東】

南と東との中間にあたる方角。東南。

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日本歴史地名大系 「南東」の解説

南東
なんとう

比定地未詳。嘉暦四年(一三二九)四月一二日の東盛義上総国内知行分注進状案(金沢文庫文書)に「南東分」とみえる。当地周東すとう郡「末利下村西方」にあり、盛義の所領の三分の一は田一町二段三二〇歩・畠七段および野三分一となっている。元徳三年(一三三一)三月一二日の道明請文(同文書)によると年貢米一石九斗余・麦六斗余で、丞四郎・孫次郎・丞大夫・平次郎らの作人がいた。鎌倉幕府の滅亡後、金沢称名寺領の安堵を認める後醍醐天皇綸旨が出されたが、盛義の子胤義らが濫妨を続けたため、元弘三年(一三三三)九月、同寺の雑掌覚忍が当地などの下地の支配安堵を守護足利尊氏に要請している(同月一〇日「上総守護足利尊氏書下案」同文書)

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