精選版 日本国語大辞典 「六日」の意味・読み・例文・類語
むゆ‐か【六日】
〘名〙 (「むいか」の古形か)
① 日の数六つ。また、六日間。むいか。むよか。
※源氏(1001‐14頃)松風「今日は、六日の御物忌あく日にて」
② 暦の月の初めから六番目の日。むいか。
④ ある事があった日から数えて六番目の日。六日目。
※今鏡(1170)一「御かどかくれさせ給てむゆかといふに、かしらおろして」
むい‐か【六日】
〘名〙 (「むゆか」の変化したもの)
① =むゆか(六日)①〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕
② =むゆか(六日)②
③ =むゆか(六日)③
※俳諧・大悟物狂(1690)春「六日八日中に七日のなづな哉」
[語誌]平安・鎌倉時代の仮名書き例はすべてムユカ。中世末のキリシタンのローマ字文献にはムユカとムイカの両形が見え、このころ交替したと思われる。
むよ‐か【六日】
〘名〙 (「むゆか(六日)」の変化した語) 東北方言で「むいか(六日)」のこと。
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