セン(漢字)

普及版 字通 「セン(漢字)」の読み・字形・画数・意味


15画

(異体字)
18画

[字音] セン

[説文解字]

[字形] 形声
声符は旋(せん)。美しい玉。字はまたに作り、〔説文一上に「美玉なり」とする。〔書、典〕「(せんき)玉衡(ぎよくかう)を在(あき)らかにす」を、漢以後は多く「玉衡」に作る。玉衡は渾天儀、また北斗七星をいう。

[訓義]
1. たまの名。
2. 星の名、北斗第二星。

[古辞書の訓]
字鏡集 ヨキタマ語彙字条参照。

[熟語]

[下接語]
・玖・枢・仙・瑶


18画

(異体字)
15画

[字音] セン

[説文解字]

[字形] 形声
声符は睿(えい)。睿に濬(しゆん)の声がある。睿はもと(しゆん)に従う字である。〔説文〕一上に「美玉なり」とし、「春秋傳に曰く、玉纓」と〔左伝〕の文を引く。いま〔左伝、僖二十八年〕に「瓊弁(けいべん)玉纓」に作る。〔書、典〕に「(せんき)玉衡を在(あき)らかにして、以て七を齊ふ」とあり、「玉衡」とは渾天儀をいう。

[訓義]
1. たまの名。
2. 北斗第二星。
3. 字はまた(せん)に作る。

[古辞書の訓]
立〕 タマ 〔字鏡集〕 ヨキタマ*語彙は字条参照。

[熟語]


20画

[字音] セン

[字形] 形声
声符は(扇)(せん)。古い字書に見えず。〔旧五代史、唐郭崇韜伝〕「嘗(かつ)て從容として(魏王)繼に白(まう)して曰く、~宜しく盡(ことごと)く宦官を去り、士族を優禮すべし。唯だに閹寺(宦官)を斥(そせき)するのみならず、馬にも復(ま)た乘るべからず」とあり、〔新五代史〕に字をに作る。樹の主根を截(き)る栽培法をもいう。

[訓義]
1. 去勢する。
2. 樹の主根を截る。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報