ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クラーグ」の意味・わかりやすい解説
クラーグ
Krag, Thomas
[没]1913
ノルウェーの小説家。 V.クラーグの兄。世紀末のデカダンスに染まり,キルケゴールやデンマーク象徴派の影響を受け,ことに女性の描写にすぐれていた。代表作は『アダ・ウィルレ』 Ada Wilde (1898) や自伝的な『フランツ・イェルム』 Frantz Hjelm (1912) 。
クラーグ
Krag, Jens Otto
[没]1978.6.22. スキベルン
デンマークの政治家。社会民主党に属し,第2次世界大戦後労働組合経済評議会議長,1947年から国会議員。商工業相,労相,外相を歴任し,62~68年首相。社会民主党委員長。 71年9月首相に再任。 72年 10月,ヨーロッパ共同体 EC加盟承認の国民投票後,辞任。
クラーグ
Krag, Vilhelm
[没]1933
ノルウェーの詩人。 T.クラーグの弟。新ロマン主義の『詩集』 Digte (1891) で一躍名をあげ,『南からの歌』 Sange fra syden (94) ,『西部の歌』 Vestlandsviser (97) など多くのメロディアスな詩集で知られる。
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