オニタビラコ(鬼田平子)(読み)オニタビラコ(英語表記)Youngia japonica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

オニタビラコ(鬼田平子)
オニタビラコ
Youngia japonica

キク科一年草または越年草。日本全土,アジア東部から南部,ミクロネシア,オーストラリアに広く分布し,平地路傍や庭によく生える。全草に細軟毛が生える。茎は直立し高さ 20~80cmになり,根出葉は多く花時にも枯れない。茎葉は小型で少数。花期は北方で5~10月,南方では一年中。頭花は黄色で径7~8mm,舌状花のみからなり上方に多数つく。総包外片は卵形で非常に小さい。痩果は扁平で全面に隆起線があり,先端が細まり,長さ約 3mmの冠毛をもつ。似た和名をもつコオニタビラコ (小鬼田平子)ヤブタビラコは別属で痩果に冠毛はない。オニタビラコオニ (鬼) は大型の意。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる