デジタル大辞泉
「まんまと」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
まんま‐と
〘副〙 (「うまうまと」の変化した語) やり方が非常にうまいさまを表わす語。ものの見事に。首尾よく。
現代では、
悪事や企みが巧妙に行なわれるさまをいうことが多い。まんまんと。→
うまうま。
※虎明本狂言・宝の槌(室町末‐近世初)「やれやれうれしや、まんまとだしぬひてかふた」
※
コブシ(1906‐08)〈
小杉天外〉前「
牡馬(をんま)が生れて、それが無障
(マンマ)と育って御覧なさい」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
まんまと
「まんまと失敗」というふうに使うのは誤用。「まんまと」は「うまうま」から転じた副詞で、「思いどおりにうまく」「見事に」「首尾よく」の意。「まんまと騙された」などのように悪事に使う。
出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報