精選版 日本国語大辞典 「計略」の意味・読み・例文・類語
けい‐りゃく【計略】
〘名〙
※東南院文書‐七・六・天喜二年(1054)二月二三日・官宣旨案「抑有慶執行寺家之後、庄司度々訴申此旨、且以寺家使雖令触国宰、敢不承諾者、何廻計略乎」
※平家(13C前)三「謀反の企(くはたて)候し事、まったく私の計略にあらず」 〔後漢書‐杜詩伝〕
② よいように処置すること。管理すること。
※豊前益永家記録‐文治二年(1186)四月一三日・後白河院庁下文案「全無二余剰一、仍失二計略一」
③ =けいりゃく(経略)②
※明徳記(1392‐93頃か)下「明徳四年の冬のころ、出雲・伯耆へ打ていでて、又旗を揚、国中を計略し給しかば」
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