魯鈍(読み)ロドン

デジタル大辞泉 「魯鈍」の意味・読み・例文・類語

ろ‐どん【×魯鈍】

[名・形動]
愚かで頭の働きが鈍いこと。また、そのさま。愚鈍。「魯鈍なたち」
軽愚けいぐ」に同じ。
[類語]鈍重のろ遅鈍鈍才馬鹿阿呆あほう愚鈍無知蒙昧もうまい愚昧ぐまい愚蒙ぐもう暗愚頑愚愚か薄のろ盆暗ぼんくらまぬけとんまたわけ馬鹿者馬鹿野郎馬鹿たれ与太郎抜け作おたんこなすおたんちんあんぽんたんべらぼう

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精選版 日本国語大辞典 「魯鈍」の意味・読み・例文・類語

ろ‐どん【魯鈍】

〘名〙
① (形動) おろかでにぶいこと。また、そのさま。愚鈍。
明衡往来(11C中か)下末「縦雖魯鈍前跡也」
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉五「彼れ頗る魯鈍(〈注〉バカ)なり」 〔晉書‐皇甫謐伝〕
② =けいぐ(軽愚)〔育児読本(1931)〕

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普及版 字通 「魯鈍」の読み・字形・画数・意味

【魯鈍】ろどん

まぬけ。愚鈍。唐・杜甫〔憶昔、二首、二〕詩 小臣魯鈍にして、能くする無し (きし)して、祿秩せらるるをらしむ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「魯鈍」の意味・わかりやすい解説

魯鈍
ろどん

知的障害」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の魯鈍の言及

【精神遅滞】より

…また,難聴によって言語の習得と知覚発達に遅れがあるものは,本来の知能は保たれているので,仮性の精神遅滞という。
[分類]
 WHOは知能指数(IQ)によって,精神遅滞を最重度,重度,中等度,軽度,境界に分けているが,伝統的には白痴,痴愚,魯鈍(軽愚)および境界に分けられる。一般に情意の障害は知的な障害ほどは目立たず,むしろ人なつこく,愛きょうがあり,すなおなことがある。…

※「魯鈍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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