頑愚(読み)がんぐ

精選版 日本国語大辞典 「頑愚」の意味・読み・例文・類語

がん‐ぐ グヮン‥【頑愚】

〘名〙 (形動) おろかで強情なこと。
明衡往来(11C中か)中本「雖我独醒。頑愚之質難賢名歟」
※浮世草子・花の名残(1684)二「一心冥闇をだにわかたぬくゎんぐの尼」

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デジタル大辞泉 「頑愚」の意味・読み・例文・類語

がん‐ぐ〔グワン‐〕【頑愚】

[名・形動]おろかで強情なこと。また、そのさま。
田舎百姓は正直なれども―なり」〈福沢文明論之概略
[類語]頑迷固陋馬鹿阿呆あほう魯鈍ろどん愚鈍無知蒙昧もうまい愚昧ぐまい愚蒙ぐもう暗愚愚か薄のろ盆暗ぼんくらまぬけとんまたわけ馬鹿者馬鹿野郎馬鹿たれ与太郎抜け作おたんこなすおたんちんあんぽんたんべらぼう

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普及版 字通 「頑愚」の読み・字形・画数・意味

【頑愚】がん(ぐわん)ぐ

かたくなでおろか。〔後漢書、律暦志下〕王ふにんでや、無の君、之れを上(かみ)に亂し、頑愚の、之れを下(しも)に失ふ。

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