愚鈍(読み)グドン

デジタル大辞泉 「愚鈍」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐どん【愚鈍】

[名・形動]判断力理解力がにぶいこと。頭が悪くのろまなこと。また、そのさま。
「二等と三等との区別さえもわきまえない―な心が腹立たしかった」〈芥川蜜柑
[派生]ぐどんさ[名]
[類語]鈍重のろ遅鈍鈍才魯鈍馬鹿阿呆あほう魯鈍ろどん無知蒙昧もうまい愚昧ぐまい愚蒙ぐもう暗愚頑愚愚か薄のろ盆暗ぼんくらまぬけとんまたわけ馬鹿者馬鹿野郎馬鹿たれ与太郎抜け作おたんこなすおたんちんあんぽんたんべらぼう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「愚鈍」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐どん【愚鈍】

〘名〙 (形動) 無知で、まぬけなこと。理解判断をする力が劣ること。また、そのさま。
類聚国史‐六六・人部・薨卒・弘仁一二年(821)九月甲寅「藤原朝臣麻呂卒〈略〉為性愚鈍、不便書記」 〔元結‐忝官引〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「愚鈍」の読み・字形・画数・意味

【愚鈍】ぐどん

おろかでにぶい。唐・元結〔忝官引〕詩 天下昔無事なり 僻居して愚鈍をふ 山野は性の安んずる 煕然(きぜん)として自ら順なり

字通「愚」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android