精選版 日本国語大辞典 「騒立」の意味・読み・例文・類語
さわぎ‐た・つ【騒立】
[1] 〘自タ四〙
① やかましい音を出しながら立ち去る。さわがしく発(た)つ。
③ (「たつ」は接尾語) さわぎはじめる。また、さかんにさわぐ。
※落窪(10C後)二「車の人々さわきたちあゆめば、道をふさぎて更にやらねば」
④ (「たつ」は接尾語) 気持が落ち着きを失いはじめる。不安になってくる。
※夜の寝覚(1045‐68頃)五「をさをさ起きあがりなどもし給はぬをいかにおはせんと心地もさわぎたち給て」
[2] 〘自タ下二〙 ⇒さわぎたてる(騒立)
さわ‐だ・つ【騒立】
〘自タ四〙
① やかましく飛び立つ。
② (「だつ」は接尾語) ざわざわと音をたてる。ざわつく。さわぎたつ。
③ (「だつ」は接尾語) さわぎはじめる。また、さわぐ。
④ (「だつ」は接尾語) 感情が動揺する。いらだち興奮する。
さわぎ‐た・てる【騒立】
〘自タ下一〙 さわぎた・つ 〘自タ下二〙 騒々しくする。また、ことさらにうるさく言う。〔羅葡日辞書(1595)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報