徳富蘆花(読み)とくとみろか

精選版 日本国語大辞典 「徳富蘆花」の意味・読み・例文・類語

とくとみ‐ろか【徳富蘆花】

小説家。本名健次郎。蘇峰の弟。同志社に学ぶ。キリスト教入信。明治二二年(一八八九)「民友社」に入社。「不如帰(ほととぎす)」で文壇にその地位を築いた。人道主義と清新な作風で社会問題への関心も深く、注目された。また、同四〇年から半農生活にはいり文壇外の作家として特異な地位を占めた。晩年はキリスト教的解脱を求めるようになった。著作「自然と人生」「思出の記」「黒潮(こくちょう)」など。なお、蘆花徳富の「富」を常に「冨」と表記した。明治元~昭和二年(一八六八‐一九二七

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「徳富蘆花」の意味・わかりやすい解説

徳富蘆花
とくとみろか

正しい表記は「徳冨蘆花」。

[編集部]

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