普及版 字通 「頌(漢字)」の読み・字形・画数・意味
頌
人名用漢字 13画
(旧字)
13画
(異体字)
19画
[字訓] たたえる
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は(公)(こう)。に(訟)・(松)(しよう)の声がある。は前の公廷の平面形。その公廷で祝頌のことを行う。〔説文〕九上に「皃(かたち)なり」というのは、重文にの字があり、その字形によっていうものであろう。頁(けつ)は儀容を整えた形。公廷に拝舞して祖徳を頌することをいう。阮元の〔釈頌〕に頌を容とし、また王国維の〔釈頌〕に、頌を舞詩とすることを執一の見として廃し、「其の風に異なるものは聲に在り」とするが、の字形は声・容に関せず、公廷で祖徳を頌するにある。公廷で祖に訴えることをといい、はいずれも公廷をいう。
[訓義]
1. たたえる、先人の徳をたたえる、その歌辞。
2. うらかたのことば。
3. 容と通じ、さま、かたち。
4. 従容、ゆるやか、ゆとり。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ホム 〔字鏡集〕 カタチ・ウタフ・ホム
[語系]
・ziongは同声。先公の公廷で、その徳をたたえるをといい、哀告することをという。
[熟語]
頌偈▶・頌歌▶・頌義▶・頌▶・頌辞▶・頌酒▶・頌述▶・頌称▶・頌椒▶・頌声▶・頌嘆▶・頌▶・頌徳▶・頌読▶・頌美▶・頌▶・頌礼▶・頌儀▶
[下接語]
謳頌・歌頌・賀頌・吟頌・偈頌・詩頌・祝頌・称頌・推頌・善頌・追頌・碑頌・賦頌・褒頌・名頌・誄頌・勒頌
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報