おんきょう‐こうか オンキャウカウクヮ【音響効果】
〘名〙
① 映画、
演劇、放送などで、
擬音を使って演出
効果を高めること。また、そのしかけ、効果。
※カツドウヤ紳士録(1951)〈
山本嘉次郎〉活動大写真「ミニュアチュア(
模型)に照明効果と音響効果で、人々の
錯覚を起させるものだったのである」
② 室内やホールで音楽などの演奏をするとき、音のひびき方はその構造や
材質の影響を受けるが、そのひびき方の
良否をいう。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「音響効果」の意味・読み・例文・類語
おんきょう‐こうか〔オンキヤウカウクワ〕【音響効果】
1 演劇・放送・映画・音楽などに使われる擬音などの効果。
2 ホールやスタジオなどで演奏などをするときの、音のひびき方の特性や良否。
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おんきょうこうか【音響効果 sound‐effect】
演劇・映画・ラジオ・テレビなどにおいて,劇の進行上必要な音(擬音)を創造・表現して,劇の進展を助け雰囲気を盛り上げる舞台効果の一つ。各分野でその内容は異なるが,大要は同じなので,ここでは演劇の音響効果について記す。
[歴史]
《古事記》や《日本書紀》に,天の岩屋戸に隠れた天照大神(あまてらすおおかみ)の出現を祈念して,天鈿女命(あめのうずめのみこと)が俳優(わざおぎ)・歌舞をし幽意を解いたとある。長鳴き鳥を鳴かせ,竹と矛を打ち鳴らし足ぶみし,大勢が手拍子かけ声出せば,何ごとと天照大神は岩屋戸を開けるだろう。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報