デジタル大辞泉
「配」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
はい‐・する【配】
〘他サ変〙 はい・す 〘他サ変〙
① 割り当てる。配付する。分配する。
※
古今著聞集(1254)六「宮、商、角、徴、羽の五音あり。或は五行に配す。〈略〉或は
五色に配す」
② 取り合わせる。組み合わせる。人や物を適当に分けて置く。配置する。
③ 夫婦にする。めあわせる。
※古活字本毛詩抄(17C前)一「注の心は
后妃の善女を得て文王君子に配せうと思ふぞ」
④ 流罪
(るざい)の刑に処する。流す。
配流(はいる)する。
※続日本紀‐文武三年(699)五月丁丑「
君小角流
二于伊豆嶋
一〈略〉讒以
二妖惑
一。故配
二遠処
一」
⑤ 隷属させる。配下とする。
はい【配】
〘名〙
①
調和のとれるように組み合わせること。また、そのもの。
※童子問(1707)上「義以為
レ配、礼以為
レ輔」 〔
詩経‐
大雅・皇矣〕
② 相手。特に、結婚の相手。配偶者。
※社会百面相(1902)〈
内田魯庵〉女
学者「収入百五十円以上ある学者若くは
官吏の配たるを望む」
※川船荷方伊勢船秘書(1708)「龍頭はい之事 但中棚付とめより下は九寸弐分開にして」
④ 和船の船尾戸立取付の
傾斜を示すために用いる船大工の
規矩術の語。
方式は棚板の開きとほぼ同様。〔大和形船製造寸法書(1902)〕
はい‐・す【配】
[2] 〘他サ五(四)〙 (サ変動詞から転じたもの) =
はいする(配)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報