デジタル大辞泉
「透見」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
すかし‐・みる【透見】
〘他マ上一〙
① 霧、
もや、煙、また、薄暗さなどのため見にくいところを、目をこらして見る。
※
浄瑠璃・
源平布引滝(1749)三「浪にもまるる
有様を、目早き実盛すかし見るより〈略〉女と見へて、海上遙に游く者有」
② もののすきまから見る。また、
ガラスなど、あるものを通して見る。
とう‐けん【透見】
〘名〙
① あるものを通して中を見ること。
※改正増補物理階梯(1876)〈
片山淳吉〉中「其二を
透明体と云ひ〈略〉能く光を通して
諸物を透見すべきもの是なり」
② 表に現われていない本当の姿を見抜くこと。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報