轟の滝(読み)とどろきのたき

日本歴史地名大系 「轟の滝」の解説

轟の滝
とどろきのたき

[現在地名]名護市字数久田

数久田すくた(轟川)中流にかかる滝。県指定名勝。数久田川流域はほとんどが古第三紀の粘板岩や千枚岩からなる名護層であるが、滝の部分は新第三紀の石英斑岩(岩脈)で構成される。滝の高さは約一五メートル。古くから名勝地として知られ、乾隆五年(一七四〇)夏には文人安仁屋賢孫が「岩がねの松の梢をくくりきて 流れたえせぬ千代の滝津瀬」と和歌に詠んだ。嘉慶九年(一八〇四)王が滝近くのミジチャ原に納涼殿を建て巡遊したという(名護六百年史)

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デジタル大辞泉プラス 「轟の滝」の解説

轟の滝〔高知県〕

高知県香美市の奥物部(おくものべ)県立自然公園内にある滝。物部川水系、日比原川の中流域に位置する3段の滝で、落差は82メートル。平家落人の娘、玉織姫が滝の主の大蛇と結ばれたという伝説が残る。1960年、県の名勝および天然記念物に指定。1990年、日本の滝100選に選定された。

轟の滝〔徳島県〕

徳島県海部郡海陽町の王余魚谷(かれいたに)川にかかる滝群「轟九十九滝」の主瀑。同滝群の最下流に位置し、落差は58メートル。別称「王余魚の滝」。

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事典・日本の観光資源 「轟の滝」の解説

轟の滝

(長崎県諫早市)
長崎県新観光百選」指定の観光名所。

轟の滝

(高知県香美市)
日本の滝百選」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報