ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「軍政」の解説
軍政
ぐんせい
military administration
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出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
国家の軍事作用のうち、軍隊の組織・編制・維持・管理に関する行政作用をいう。軍政は、軍隊の作戦・用兵に関する軍令と区別されるが、軍政事項と軍令事項の区別はかならずしも明瞭(めいりょう)ではなく、それを「混成事項」ともいう。明治憲法下では、軍政は国務の一部として、陸・海軍各大臣が補弼(ほひつ)を行った。戦後の防衛法制においては、軍政・軍令の区別を設けず、防衛作用全体を、新たに導入された文民統制の原則の下に置いて総合的に調整している。
[古川 純]
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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…また,各省庁を横断するような業務を集中管理し,各省庁を調整している中枢的な省庁の活動のみが行政と呼ばれることもある。〈軍令は参謀部に属し,軍政は陸軍省に属する〉といったときの軍政という用語例にも,この種のニュアンスが含まれている。要するに,第3の用語法による行政の概念は,それが公私の別を問わず組織一般に適用されている点では第2の用語法より広い概念である反面,政府の行政機関の活動のうちのなんらかの部分のみが行政とされる点では第2の用語法より狭い概念なのである。…
…その目的は,日本の傀儡政権である同政権の維持費その他の財源確保と〈毒化〉による中国の抗戦力の麻痺にあり,39‐42年に同政権が販売したアヘンは714t,約50万~80万名のアヘン中毒者の年間吸飲量に相当する量であり,その他にヘロインなども販売した。 これに対し東南アジアの占領地に対する支配方針は,〈南方占領地行政実施要領〉(1941年11月20日大本営政府連絡会議決定)によって定められたが,それはさしあたり占領地に軍政を実施し,軍政実施の目的は重要国防資源の獲得,治安維持および作戦軍の自活確保の3点であり,その本質は帝国主義的なものであった。日本軍は,インドネシア,フィリピン,マレーシア,ビルマなどで軍政をしき,親日的な現地の有力者や官吏を軍政機関に登用したり,のちには現地住民による〈政権〉を認めたりしたが,それらはいずれも現地指導者を傀儡(かいらい)として操る方式であり,軍政は現地住民に日本への絶対服従を強要する軍事独裁体制であった。…
※「軍政」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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