精選版 日本国語大辞典 「言名付」の意味・読み・例文・類語 いい‐なず・ける いひなづける【言名付】 〘他カ下一〙 いひなづ・く 〘他カ下二〙 いいなずけとする。結婚の約束をする。また、親同士が子女の結婚の約束を取り決める。婚約する。※太平記(14C後)八「何(いか)なる我なれば、已(すで)に人の云名付て事定りたる中をさけて、人の心を破るらん」※歌舞伎・彩入御伽草(1808)皿屋敷の場「いとけない時云ひ号け、杯せねど云ひ約束」 ゆい‐なずけ ゆひなづけ【言名付】 〘名〙 (「いいなずけ(言名付)」の変化した語) 親同士の意見で、幼い時から結婚の約束をすること。また、その男女。※四河入海(17C前)二五「它日婦。白云、本邦所言之ゆいなつけなり」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報