見える(読み)ミエル

デジタル大辞泉 「見える」の意味・読み・例文・類語

み・える【見える】

[動ア下一][文]み・ゆ[ヤ下二]
目に映る。目で確認できる。「今夜は星も―・えない」
見ることができる。「猫は暗やみでも―・える」
判断される。見受けられる。そのように感じられる。「とても高校生に―・えない」「あのようすでは失敗したと―・える」「年より若く―・える」
見つかる。「置いたはずの眼鏡が―・えない」
来る」の尊敬語。おいでになる。いらっしゃる。「先生が―・えました」
人に見られる。世間に見られる。
「すいたる名立ちて―・え騒がれ侍りしかば」〈宇津保藤原の君〉
人に会う。対面する。
「―・えもせむ見もせむ人を朝ごとに起きては向かふかがみともがな」〈和泉式部集・上〉
結婚する。夫婦として連れ添う。
「女は男に―・ゆるにつけてこそ」〈・若菜上〉
[下接句]うおの目に水見えず餓鬼の目に水見えず先が見えるとびも居ずまいからたかに見える・目に見えて・目に見える山が見える
[類語](1)(2目に見える目に入る目に触れる目にする見掛ける見受ける目撃見る見取る認める目に留まる目に付く目を射る/(5来るいらっしゃるおいでになるお越しになるおでましになるお運びになる

ま‐み・える【見える】

[動ア下一][文]まみ・ゆ[ヤ下二]《「みえる」は見られるの意で、相手から見られるというところから》
「会う」の意の謙譲語。お目にかかる。「主君に―・える」
顔を合わせる。対面する。「両雄相―・える」
妻として夫に仕える。「貞女二夫に―・えず」
[類語]会う対面する面会する会見するお目にかかる拝顔する拝眉する拝謁する会する落ち合う目通りする引見する接見する謁見する面接する面談する会談する見合い顔合わせ見参する謦咳けいがいに接する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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