藤崎町(読み)ふじさきまち

日本歴史地名大系 「藤崎町」の解説

藤崎町
ふじさきまち

面積:二一・七八平方キロ

津軽平野中部、浅瀬石あせいし川・ひら川・岩木川の合流点の右岸に位置し、南東田舎館いなかだて村、西は弘前市、北東は常盤ときわ村、北西は北津軽板柳いたやなぎ町に接する。中心街は浅瀬石川・平川の合流点から、平川・岩木川の合流点までの右岸にある。町内を藤崎堰・三千石さんぜんごく堰・灰沼はいぬま堰・枝川鶴田えだがわつるた堰が貫流し、国鉄五能線、国道七号・同三三九号が通る。鎌倉幕府執権北条氏の御内人で、中世の津軽を代表する豪族安東氏の最初の拠点は藤崎であったといわれ、唐糸からいと塚には時頼廻国伝説が伝えられる。

藤崎町
ふじさきまち

2005年3月28日:南津軽郡常盤村・藤崎町が合併
【常盤村】青森県:南津軽郡
【藤崎町】青森県:南津軽郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「藤崎町」の意味・わかりやすい解説

藤崎〔町〕
ふじさき

青森県中西部,弘前市北東部に接する町。 1923年町制。 1955年十二里 (じゅうにさと) 村と,2005年常盤村と合体。 11世紀終わり頃,安東氏が藤崎城を築城し,津軽地方支配の本拠地とした。岩木川流域の沖積平野である津軽平野南部に位置し,米作リンゴ栽培が主産業。リンゴを研究する弘前大学農学生命科学部付属藤崎農場がある。 JR五能線,奥羽本線,国道7号線と 339号線が通る。面積 37.29km2人口 1万4573(2020)。

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