普及版 字通 「膊(漢字)」の読み・字形・画数・意味
膊
14画
[字訓] ほじし・ひらく・さらす
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(ふ)。に搏(う)つ、また薄いものの意がある。〔説文〕四下に「脯(はくほ)なり。之れを屋上に膊(つ)く」とあり、肉をうちたたいて板に張り、屋上で乾かし乾肉とする。乾肉は多く軍用に供された。〔左伝、成二年〕「して(こ)れを上に膊す」とは、殺(たくさつ)することをいう。
[訓義]
1. ほじし、乾肉。
2. ひらく、さらす、切肉。
3. はりつけ。
4. (はく)と通じ、かたぼね。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕膊 カタ・カイカネ・ハギ 〔字鏡集〕膊 ヒラク・ヒヂ・カイカネ・カタノホネ・シシムラヲサク
[熟語]
膊乾▶・膊魚▶・膊膊▶・膊脯▶
[下接語]
下膊・厚膊・上膊・前膊・大膊・袒膊・臂膊
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報