絣・飛白(読み)かすり

精選版 日本国語大辞典 「絣・飛白」の意味・読み・例文・類語

かすり【絣・飛白】

〘名〙
模様一種。所々、一定順序に従って、かすったようにして置いた模様。
日葡辞書(1603‐04)「Casuri(カスリ)〈訳〉着物に施された雲に似た彩色の一種」
② ①の模様を表わした織物染物総称本来、糸をあらかじめ模様に合わせてくくって染めたものを使って織ったものであるが、時には捺染(なっせん)のものもある。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙一一「随分被(き)ならした薩摩飛白(カスリ)へ、綿南部の羽織を引かけ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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