デジタル大辞泉
「紫雲」の意味・読み・例文・類語
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し‐うん【紫雲】
〘名〙 むらさき色の雲。めでたいしるしとされ、念仏行者の臨終などにあたって、
阿彌陀仏がこの雲に乗って来迎
(らいごう)するという。
※
文徳実録‐仁寿二年(852)二月丙辰「播磨国言、紫雲見」
※宇治拾遺(1221頃)一三「
観音、蓮台をさしあげて、聖のまへにより給ふに、紫雲あつくたなびき」 〔
南史‐宋文帝紀〕
[
補注]神仙・道教思想に源があり、徳の高い天子・
君子が在位する時に現われるとされる。「文徳実録」の例は
和気仲世を讚美したもので、仲世の死とかかわって述べている。
仏教では、紫雲は念仏行者の臨終が正しく
浄土往生であることを証明するものとされた。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「紫雲」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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