禊(漢字)

普及版 字通

禊
14画

[字音] ケイ
[字訓] みそぎ・はらう

[字形] 形声
声符は（契）(けい)。〔玉〕に「記に云ふ、の武、上に禊す。徐廣曰く、三上巳、水に臨んで祓除す。之れを禊と謂ふ」と、〔史記、外戚世家〕の文と、その注とを引く。〔論語、先進〕「春には、春にる。～沂(き)（川の名）に浴し、(ぶう)に風し、詠じて歸らん」とあるのが、その古俗である。六朝期には曲水の禊飲が行われた。

[訓義]
1. みそぎ。
2. はらい、はらう。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕禊　上巳の祭なり。～言ふの（美）乃（波）良（みのはらへ）〔名義抄〕禊　キヨム・ハラヘ・ミソギ・ミソハラフ

[熟語]
禊飲▶・禊宴▶・禊館▶・禊月▶・禊祭▶・禊祠▶・禊事▶・禊除▶・禊帖▶・禊節▶・禊川▶・禊堂▶・禊遊▶・禊流▶
[下接語]
秋禊・修禊・春禊・祓禊

出典　平凡社「普及版 字通」