砕ける(読み)クダケル

デジタル大辞泉 「砕ける」の意味・読み・例文・類語

くだ・ける【砕ける/×摧ける】

[動カ下一][文]くだ・く[カ下二]
固い物やかたまりになっている物が、衝撃などで小さくばらばらになる。「コップが粉々に―・ける」「波が―・ける」
釣り合いがとれなくなって、くずれる。また、何かをしようとする気持ちや勢いがすっかり衰える。くじける。「腰が―・ける」「闘志が―・ける」
堅苦しさが取れて打ち解ける。「雰囲気が―・けてくる」
話・文章などが、わかりやすくなる。「―・けた表現」
深刻に思い悩む。
「むらきもの心―・けてかくばかりが恋ふらくを知らずかあるらむ」〈・七二〇〉
形が整わなくなる。いい加減になる。
「歌姿のあまりに―・けて侍る」〈落書露顕
[類語]挫けるへこたれるおじける参る屈する負けるめげるくずおれる気を落とす気が抜ける張り合いが抜ける力を落とす肩を落とす壊れる破損する毀損きそんする損傷する損壊する損ずるこぼれる欠ける傷付くひしげるつぶれる割れるいかれるポシャる破れる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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