石油ストーブ(読み)せきゆストーブ

精選版 日本国語大辞典 「石油ストーブ」の意味・読み・例文・類語

せきゆ‐ストーブ【石油ストーブ】

〘名〙 (ストーブstove) 灯油燃料とするストーブ。《季・冬》
※雪の日(1920)〈志賀直哉〉「薄暗い中に石油ストオヴの火が〈略〉赤々と照して居た」

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デジタル大辞泉 「石油ストーブ」の意味・読み・例文・類語

せきゆ‐ストーブ【石油ストーブ】

灯油を燃料とするストーブ。 冬》

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百科事典マイペディア 「石油ストーブ」の意味・わかりやすい解説

石油ストーブ【せきゆストーブ】

灯油を燃料とするストーブ。熱の伝導方式によって,部屋全体を暖める対流式と部分的に暖める反射式がある。燃料費が安く,自由に移動できるが,室内空気が汚染されやすい。現在では,燃焼室外気を直接結んだ温風暖房機,石油ファンヒーターが多く使われる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「石油ストーブ」の意味・わかりやすい解説

石油ストーブ
せきゆストーブ

暖房器具一種で,石油の燃焼装置。最も普及しているのは石油のタンクに浸した芯に火をつけ,芯を上下させることによって火力を調節する機構のものであるが,反対に芯を固定しておいて,この芯に送り込むタンクの油の量を増減させて火力を調節するものや,圧縮した石油を噴出させて空気を混合して燃焼させるものなどもある。

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世界大百科事典(旧版)内の石油ストーブの言及

【ストーブ】より

…明治30年代に入るとガスストーブも国産され,1914年には京都電灯が電気ストーブを製造発売した。石油ストーブも明治時代から使われ,国内でも生産されたが,いずれもぜいたく品であった。第2次大戦中は,石油の統制や物資不足のためストーブ類は生産されなかった。…

※「石油ストーブ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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