百代(読み)ひゃくだい

精選版 日本国語大辞典 「百代」の意味・読み・例文・類語

ひゃく‐だい【百代】

〘名〙 多く年代。永遠。永劫。はくたい。
菅家文草(900頃)一・八月十五夜、厳閤尚書、授後漢書畢「南陽故事、雖百代而可知」 〔管子‐覇形〕

はく‐たい【百代】

〘名〙 (「はく」「たい」はそれぞれ「百」「代」の漢音) きわめて多くの年代。永遠。ひゃくだい。
浮世草子日本永代蔵(1688)一「天地万物逆旅光陰は百代(ハクタイ)過客

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デジタル大辞泉 「百代」の意味・読み・例文・類語

もも‐よ【百代/百世】

百年。また、長い年月。ももとせ。
「山高く川の瀬清し―までかむしみ行かむ大宮所」〈・一〇五二〉

はく‐たい【百代】

長い年月。ひゃくだい。
月日は―の過客かかくにして」〈奥の細道

ひゃく‐だい【百代】

きわめて長い年代。永遠。はくたい。「名を百代に残す」

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普及版 字通 「百代」の読み・字形・画数・意味

【百代】ひやくだい

永遠。唐・李白〔春夜桃李園に宴する序〕夫(そ)れ天地は物の(げきりよ)なり、光陰は百代の客なり。而して(ごと)し。(くわん)を爲すこと何(いくばく)ぞ。

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