精選版 日本国語大辞典 「月日」の意味・読み・例文・類語
つき‐ひ【月日】
〘名〙
① 月と太陽。日月(ひつき・にちげつ)。
※万葉(8C後)一三・三二四六「天なるや月日(つきひ)の如く吾が思へる君が日にけに老ゆらく惜しも」
※万葉(8C後)四・五一〇「白栲の袖解きかへて還り来む月日(つきひ)を数(よ)みて行きて来ましを」
※俳諧・奥の細道(1693‐94頃)旅立「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」
③ 毎日の生活。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「ことのさまをかたりて、月日のさまなどくはしくいふ」
つく‐ひ【月日】
〘名〙 「つきひ(月日)」の上代東国方言。
※万葉(8C後)二〇・四三七八「都久比(ツクヒ)夜は過ぐは行けども母父(あもしし)が玉の姿は忘れ為(せ)なふも」
がっ‐ぴ グヮッ‥【月日】
〘名〙 暦の上での月と日。つきひ。
※俳諧・三冊子(1702)白双紙「序跋ともに年号月日を書」
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