精選版 日本国語大辞典 「白川・白河」の意味・読み・例文・類語
しら‐かわ ‥かは【白川・白河】
[1] 〘名〙
① 水のきれいな川。
③ (「しらかわよぶね(白川夜船)」の略) =しらかわよぶね(白川夜船)②
※洒落本・傾城買四十八手(1790)しっぽりとした手「ヲヤ番頭さんをはじめ白川だ、コリャア夜ばへにくる事だはへ」
[2]
[二] (白川) 熊本県中部を流れる川。阿蘇山に源を発し、西流して熊本市で島原湾に注ぐ。延長七四キロメートル。
[三] (白川・白河) 京都市左京区南部の地名。(二)(一)の流域一帯をいう。平安時代には鴨川から東側、東山までの一帯を呼称した。中世、平安京が衰えたときにもこの地帯は栄え、京・白河と併称されたこともある。
[四] (白河) 福島県南部の地名。阿武隈川の上流域にある。陸奥国の入口にあたる要地で、古代、白河関が置かれた。江戸時代は松平定信で名高い白河藩一〇万石の城下町。また、奥州街道の宿駅として栄えた。明治維新の戊辰戦争では戦場となる。昭和二四年(一九四九)市制。
[五] 陸奥国にあった旧郡名。また、大化改新以前にあった古い国名。
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