白州(読み)シラス

デジタル大辞泉 「白州」の意味・読み・例文・類語

しら‐す【白州/白×洲】

白い砂の州。
邸宅の玄関先庭園などで、白い砂や小石の敷いてある所。
能舞台観客席との間の、砂利を敷きつめた所。
《庭に白い砂利が敷かれていたところから》江戸時代奉行所の裁きを受ける庶民が控えた場所。また転じて、奉行所・法廷。おしらす。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「白州」の意味・わかりやすい解説

白州
はくしゅう

山梨県北西部,北杜市西部の旧町域。駒ヶ岳の北東斜面を占める。 1955年長坂町の一部と駒城村の一部,鳳来村,菅原村とが合体して白州町が成立。 2004年明野村,須玉町,高根町,長坂町,大泉村,武川村と合体して北杜市となった。地名大小河川が多く,そこから流出した白砂の形成した白州にちなむ。山麓を流れる釜無川沿いの低地米作が行なわれ,果樹,野菜の栽培も取り入れられている。山麓の松原にはウイスキー工場がある。中心地区の白須は駒ヶ岳の登山口。南アルプス国立公園南アルプス巨摩県立自然公園に属する。

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改訂新版 世界大百科事典 「白州」の意味・わかりやすい解説

白州 (はくしゅう)

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