発する(読み)ハッスル

デジタル大辞泉 「発する」の意味・読み・例文・類語

はっ・する【発する】

[動サ変][文]はっ・す[サ変]

物事が起こる。生じる。また、始まる。「効力が―・する」「町の東端から山越え街道が―・する」
㋑外に現れる。「酔いが―・する」
㋒出発する。「成田を―・してパリへ向かう」

㋐物事を起こす。生じさせる。「ささいな口論に端を―・した事件」「川がその源を―・する」
㋑気持ちや考えを外に現す。「怒りを―・する」「声明を―・する」
㋒出発させる。つかわす。「使いを―・して口上を述べさせる」
㋓打ち出す。勢いよく放つ。「矢を―・する」
㋔ひらく。あばく。
「凶年饑歳に倉庫を―・して流民を救うことは」〈田口日本開化小史
[類語]発つ飛び立つ/(1㋐)起こる始まる原因もとたね起こりきっかけいん因由素因真因要因一因導因誘因理由事由じゆうわけ近因遠因せい起因する基づく根差す/(2㋒)送る遣る送り出す出す派する差し向ける差し遣わす差し立てる遣わす回す差し回す派遣する差遣する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android