起る(読み)オコル

デジタル大辞泉 「起る」の意味・読み・例文・類語

おこ・る【起(こ)る】

[動ラ五(四)]
今までなかったものが新たに生じる。おきる。「静電気が―・る」「さざ波が―・る」

自然が働きや動きを示す。おきる。「地震が―・る」「洪水が―・る」
㋑平常と異なる状態や、好ましくない事態が生じる。おきる。「事件が―・る」「戦争が―・る」
ある感情・欲望が生じる。また、からだの働きがある状態を示す。おきる。「疑いが―・る」「仏ごころが―・る」「発作が―・る」
大ぜいの人が出てくる。大挙する。
大衆だいしゅ―・って西坂本より皆おっかへす」〈平家・一〉
[類語](1)(3起きる生ずる生まれるきざ発する生起する発生する湧く出来る/(2㋑)起きる持ち上がる出来しゅったいする勃発ぼっぱつする突発する偶発する始まる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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