一因(読み)いちいん

精選版 日本国語大辞典 「一因」の意味・読み・例文・類語

いち‐いん【一因】

〘名〙 仏語
一つ原因。〔倶舎論‐六〕
② 一切に備わる真実絶対の理体
法華義疏(7C前)序品「法即此経中所説一因一果之法也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「一因」の意味・読み・例文・類語

いち‐いん【一因】

一つの原因。「物価上昇の一因
仏語。仏になるための唯一根拠
[類語]原因もとたね起こりきっかけいん因由素因真因要因導因誘因理由事由じゆうわけ近因遠因せい起因する基づく発する根差す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android