精選版 日本国語大辞典 「牡蠣」の意味・読み・例文・類語
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『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』の上品に収載されている漢薬。カキ(牡蠣)の仲間の貝殻を軽く焙(ほう)じて砕き、粗粒として用いる。炭酸カルシウムを主成分とする。現在、薬用に市販されているものは主としてマガキCrassostrea gigas Thunb.の左殻である。制酸、止渇、止汗、鎮静薬として、胃酸過多、盗汗(寝汗)、夢精、るいれき(頸(けい)部リンパ節結核)、精神不安定などに応用する。貝殻を薬用とするものとしては、ほかに貝歯(ばいし)(タカラガイの仲間)、石決明(せっけつめい)(アワビの仲間)などがある。前者はおもに抗炎症、鎮静、後者は眼疾患による視力障害に応用される。
[難波恒雄・御影雅幸]
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出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...
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