海容(読み)カイヨウ

デジタル大辞泉 「海容」の意味・読み・例文・類語

かい‐よう【海容】

[名](スル)海のように広い寛容な心で、相手の過ちや無礼などを許すこと。主に手紙文で用いる。「失礼の段、ご海容ください」
[類語]容赦許可承知認可許諾承認認許允許いんきょ允可いんか容認許容聴許裁許免許公許官許許しオーケーライセンス勘弁裁可特許宥恕黙許批准堪忍寛恕目こぼし見て見ぬ振り(―する)許す認める見逃す見過ごす大目に見る目をつぶる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「海容」の意味・読み・例文・類語

かい‐よう【海容】

〘名〙 (海が広くて何物でも受け容(い)れるように) 寛大な心で相手の罪やあやまちを許すこと。現代ではほとんど書簡用語となっている。海恕(かいじょ)
読本椿説弓張月(1807‐11)残「偏(ひとへ)に海容(カイヨウ)し給へ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「海容」の読み・字形・画数・意味

【海容】かいよう

大きい度量。

字通「海」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android