百科事典マイペディア 「死海写本」の意味・わかりやすい解説
死海写本【しかいしゃほん】
→関連項目死海
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…1951‐56年に,古い要塞の跡からこれら古代写本の所有者と思われる共同体の大きな建物の全構造が明らかにされた。それは今日〈クムラン共同体(教団)〉と呼ばれ,出土写本群は〈クムラン写本〉または〈死海写本〉と呼ばれている。この共同体は修道院的性格をもった祭司集団で,前130年ころ〈義の教師〉なる人物によってエルサレムの神殿祭儀に反対して創設された。…
…その系統の完全な本文である〈レニングラード写本〉(1008)およびその4分の1が失われた〈アレッポ写本〉(930ころ)が最近の学問的校訂本の底本として使用されている。なお今日では各種の古代語訳とともに,1947年以後の数年間に死海北西岸のクムラン洞穴などから発見された,前2世紀から後2世紀にさかのぼる〈死海写本〉の読みが本文の校訂や批評のために参照されている。近年の完結したすぐれた学問的校訂本は,キッテル=カーレ編集の《ビブリア・ヘブライカ》(第3版1937,第7版1951)およびこれに代わるエリガー=ルドルフ編集の《ビブリア・ヘブライカ・シュトゥットガルテンシア》(1967‐77)である。…
…しかし聖書考古学の最大の成果は,資料の乏しかった古代パレスティナに対して,パピルスや粘土板,石碑,オストラコン(陶片)などに記された文字資料を提供したことであろう。ことに死海北端西側の段丘上にあったクムラン教団修道院跡周辺の洞窟から発見された死海写本は,《イザヤ書》《ハバクク書註解》などを含み,20世紀最大の発見とさえいわれた。さらにこうした文字資料の発見は,歴史的背景や歴史的事実と聖書との関連の解明に,大きな手がかりを与えたばかりでなく,聖書の本文確立への貴重な資料となり,また古代ヘブライ語やアッカド語など関連諸言語の解明に貢献している。…
※「死海写本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...