ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「旧約聖書」の解説
旧約聖書
きゅうやくせいしょ
Vetus Testamentum; Old Testament
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…聖書はイスラムの聖典コーランのような一人物を通しての天啓の書物とは異なって,古代イスラエル民族と原始キリスト教の長い歴史の流れの中で多くの人々の手になった多様な文書を収めている。聖書は旧約聖書Old Testamentと新約聖書New Testamentから構成されているが,この区別と名称は2世紀になって初期の教会が福音書や書簡などを,イエス・キリストによる〈新しい契約〉を啓示する書物の意味で新約聖書と呼び,ユダヤ教から継承した聖典をこれと区別して〈古い契約〉(《コリント人への第2の手紙》3:14)の意味で旧約聖書と呼ぶようになったことに由来する。イエスをメシア(救世主)とは認めないユダヤ教では,キリスト教会によって旧約聖書と名づけられた文書が唯一の聖典である。…
…一方,侵入者自身は古アラム語の方言を話していたと推定される(《申命記》26:5)から,ヘブライ語はアラム語とカナン語との混合言語として成立したと考えられる。古代ヘブライ語Old Hebrew(または聖書ヘブライ語Biblical Hebrew)の記録としては,〈ゲゼル農事暦〉(前10世紀ころ),サマリアの陶片(前8世紀ころ),シロアム刻文(前700ころ)などの考古学的発掘物もあるが,最も重要なのは〈旧約聖書〉(アラム語で書かれた《創世記》31:47の2語,《エレミヤ書》10:11,《ダニエル書》2:4~7:28,《エズラ書》4:8~6:8,7:12~26を除く,全体の98%強)である。聖書がヘブライ語で書かれているという事実なしには,以後のヘブライ語の歴史はありえなかったのであって,事実聖書が現代に至るまでヘブライ語の規範であった。…
…しかしながらそれは,西暦紀元直後より本格化したユダヤ民族の離散(ディアスポラ)とそれに伴う文化変容のなかで,きわめて特色ある展開をするにいたった。(1)古代イスラエル時代(放浪期,王国期) この時代の音楽は,おもに旧約聖書から類推できる。旧約聖書には,音楽の始祖ユバルについての記事を筆頭に,預言の音楽,祈りの歌,仕事歌,儀式のための付随音楽,愛歌,哀歌,宴のようす,女性の歌と踊り,音楽治療(例:鬱病のサウル王のためにリラを弾くダビデ)など,この時代を通じての音楽状況に関するさまざまの言及がみられ,さらには,《紅海渡りの歌》《ミリアムの歌》《井戸の歌》などの歌の詞や,まとまった歌詞集成としての《詩篇》《雅歌》《哀歌》なども含まれている。…
…アリストテレスは〈貨幣が貨幣を生むことは自然に反している〉という趣旨のことを述べている(《政治学》1巻10章)。古代イスラエル人の間では,厳しい徴利禁止の教えがあり,これが旧約聖書に反映している(《出エジプト記》22:25,《申命記》23:19)。この教説は,旧約聖書を共通の聖典とするユダヤ教徒,キリスト教徒,イスラム教徒に大きな影響を与えた。…
※「旧約聖書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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