曾根新田(読み)そねしんでん

日本歴史地名大系 「曾根新田」の解説

曾根新田
そねしんでん

[現在地名]田上町曾根新田

信濃川の右岸横場よこば新田の東北に位置し、北は水田すいた(現中蒲原郡小須戸町)。元禄一一年(一六九八)の賀茂組新田村付帳(新発田市立図書館蔵)には明暦二年(一六五六)田上村の地内を開発立村とあるが、実際の開発はこれ以前から行われ、当村の開発肝煎であった能右衛門が、慶安四年(一六五一)に隣村横場新田の野方の開発を新発田藩から許可されている(浅野家文書)。以後新発田藩領。

曾根新田
そねしんでん

[現在地名]小倉南区曾根新田

上曾根かみそね村の東にあり、東部は海に臨む。寛政七年(一七九五)堤防を築いて開拓を始め、享和三年(一八〇三)に完成。享和元年ともいう(石原家記録)。曾根開作所と称された。文化一四年(一八一七)七月大風雨で堤防が決壊、翌文政元年(一八一八)修理。

曾根新田
そねしんでん

[現在地名]新発田市曾根

日渡ひわたし新田の西、中沢なかざわ新田の北東に位置し、則清のりきよ村の枝郷であった。新発田藩領で、宝暦四年(一七五四)幕府領となるが、同一二年新発田藩領に復する。元禄郷帳で三七石五斗、天保郷帳では一八一石六斗余。

曾根新田
そねしんでん

[現在地名]長生村曾根

高根本郷たかねほんごう村の西に位置し、東西沼地がある。享保二〇年(一七三五)検地により成立、高八八石余・反別一五町七反余であった(「検地帳」長生村史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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