小倉南区(読み)コクラミナミク

デジタル大辞泉 「小倉南区」の意味・読み・例文・類語

こくらみなみ‐く【小倉南区】

小倉南

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「小倉南区」の解説

小倉南区
こくらみなみく

面積:一六九・四三平方キロ

北九州市の南部に位置する。北部は小倉北区、西部は八幡東やはたひがし区・八幡西区および直方のおがた市、南部は田川郡方城ほうじよう町・香春かわら町・京都みやこ勝山かつやま町・行橋市・京都郡苅田かんだ町と接し、東部は周防灘に臨む。企救きく郡に属した近世の当区域には四九ヵ村があり(天保郷帳)、明治二〇年(一八八七)までに四〇ヵ村に編成された。同二二年の町村制施行に伴い、城野じようの村・東紫ひがしむらさき村・西紫村・西谷にしたに村・中谷なかたに村・東谷村・曾根そね村・朽網くさみ村・芝津しばつ村・霧岳きりたけ村の一〇村が成立。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小倉南区」の意味・わかりやすい解説

小倉南〔区〕
こくらみなみ

福岡県北東部,北九州市の南部にある区。 1900年市制 (小倉市) 。 1963年小倉,門司 (もじ) ,若松,八幡 (やわた) ,戸畑 (とばた) の5市合体で誕生した北九州市小倉区が,1974年に小倉北,小倉南の両区に分割。東は周防灘に面し,南は貫 (ぬき) ,福智の両山地に位置する。 1937~48年に小倉市に編入された新市域で,1896年に陸軍兵舎が設けられて北部の北方が兵営町として急速に発展し,小倉の中心市街地と連続した。野菜園芸の盛んな農村地帯であったが,1960年代に入り徳力などに大規模な住宅団地が開かれて住宅地化が進んだ。セメント,金属などの大工場のほか北九州 (小倉) 空港,北九州市立大学があり,北九州国定公園に属するカルスト地形平尾台,千仏鍾乳洞 (ともに天然記念物) および菅生ノ滝など名所も多い。 JR日豊本線,日田彦山線が通り,九州自動車道のインターチェンジがある。面積 171.48km2。人口 20万9028(2020)。

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世界大百科事典(旧版)内の小倉南区の言及

【小倉】より

…1900年市制。63年門司,戸畑,八幡,若松の4市と合体して北九州市を形成,小倉区となり,74年に小倉北区,小倉南区に分かれた。企救(きく),貫(ぬき),福智の断層山地が広がり,その間を北流する紫川の三角州に中心市街が位置する。…

※「小倉南区」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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