恒産(読み)コウサン

デジタル大辞泉 「恒産」の意味・読み・例文・類語

こう‐さん【恒産】

一定資産
安定した職業
[類語]資産財産私財家財身代資財財貨貨財私産家産身上しんしょう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「恒産」の意味・読み・例文・類語

こう‐さん【恒産】

〘名〙
① 一定の財産。ある定まった資産。また、恒常的にはいってくる作物金銭などをいう。
※東海一漚集(1375頃)一「藤谷住小菴、恒産不多穫
※一家内の珍聞(1904)〈国木田独歩〉「木村家は恒産(コウサン)あるが故に衣食住苦労は少しもない」
収入の安定した職業。
※東巡録(1876)〈金井之恭〉五「或は商工に志し、稍恒産に就く者ありと雖も」

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普及版 字通 「恒産」の読み・字形・画数・意味

【恒産】こうさん

一定のしごと。財産。〔孟子、梁恵王上〕恆無くして恆心は、惟だ士のみ能くすることを爲す。民の(ごと)きは、則ち恆無ければ、因りて恆心無し。

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