精選版 日本国語大辞典「金銭」の解説
きん‐せん【金銭】
〘名〙
① 金で作られた円形方孔の銭貨。日本では天平宝字四年(七六〇)から発行された開基勝宝にはじまる。
※続日本紀‐天平宝字四年(760)三月丁丑「金銭文曰二開基勝宝一、以レ一当二銀銭之十一」
② ぜに、かねの総称。貨幣。
※虎寛本狂言・胸突(室町末‐近世初)「世に金銭を負ふせた者もあれ共、金銀故に命を取られた者も無いものぢゃ」 〔史記‐呉王濞伝〕
③ ⇒こんぜん(金銭)
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