普及版 字通 「恒(漢字)」の読み・字形・画数・意味
恒
常用漢字 9画
(旧字)恆
人名用漢字 9画
[字訓] つね
[説文解字]
[甲骨文]
[金文]
[字形] 形声
声符は亘(こう)。亘は上下二線の間に弦月の形を加えたもので、〔詩、小雅、天保〕に「の恆(ゆみは)るが如し」とあるのがその原義。〔説文〕十三下に「常なり」とあり、恒久・恒常をいう。篆文の字は二線の間に舟形に作るが、卜文は(月)に従う。古文の字形もに従う形である。
[訓義]
1. つね、もとより、ひさしい。
2. やすらか、すなお。
3. ゆみはりづき。
4. 亙と通じ、わたる、あまねし、おわる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕恆 ツネニ・ユミハリ・ツラヌ・ヒサシ・アマネシ 〔字鏡集〕恆 アケハル・ユミハル・ツラヌ・アマネシ・ツネニ・ヒサシ・トコシナヘ・ツネ
[熟語]
恒医▶・恒燠▶・恒雨▶・恒価▶・恒娥▶・恒慨▶・恒格▶・恒幹▶・恒寒▶・恒簡▶・恒軌▶・恒久▶・恒居▶・恒教▶・恒訓▶・恒勁▶・恒月▶・恒憲▶・恒言▶・恒固▶・恒誥▶・恒産▶・恒士▶・恒姿▶・恒資▶・恒事▶・恒時▶・恒式▶・恒準▶・恒象▶・恒情▶・恒常▶・恒食▶・恒心▶・恒人▶・恒数▶・恒制▶・恒性▶・恒節▶・恒足▶・恒則▶・恒俗▶・恒談▶・恒典▶・恒徳▶・恒忍▶・恒品▶・恒舞▶・恒風▶・恒物▶・恒分▶・恒文▶・恒▶・恒民▶・恒庸▶・恒陽▶・恒暘▶・恒耀▶・恒論▶
[下接語]
安恒・如恒・貞恒・有恒・用恒
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報